中国の注目論文数、初めて世界トップに
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【1月5日 Xinhua News】中国科学技術情報研究所は先日、「2022年中国科学技術論文統計報告」を発表し、世界全体の注目論文数に占める中国の論文の割合が伸び続けており、9月末時点で初めて世界トップとなったと明らかにした。高被引用論文数は世界2位を維持し、シェアが3ポイント近く上昇した。
注目論文とは過去2年間の発表で、直近2カ月内に大量に引用され、かつ被引用回数が該当分野の上位0・1%に入る論文を指す。高被引用論文とは2011~21年の10年間の被引用回数が上位1%に入る論文。
報告によると、昨年9月末時点の中国の注目論文数は21年の統計調査時から19・3%増加の1808本で、世界全体の41・7%を占め、世界トップとなった。2位は米国で1730本。
中国の高被引用論文数は21年統計調査時より16・2%増の4万9900本で、世界全体に占める割合は27・3%と3ポイント近く拡大し、2位を保っている。米国が7万8500本(シェア42・9%)で1位を維持した。
中国科学技術情報研究所は科学技術部直属の国家級公益科学技術情報研究機関。1987年に設立されて以降、中国の科学技術者が国内外で発表した論文の統計分析を担当しており、中国の科学論文産出に関する全体的な分析報告を毎年発表している。(c)Xinhua News/AFPBB News