ウクライナ国立バレエ、侵攻の苦難乗り越えパリで公演
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■チャイコフスキーはやらない
創立155年を迎えたウクライナ国立バレエは例年、フランス公演ではロシア人作曲家ピョートル・チャイコフスキー(Pyotr Tchaikovsky)の「くるみ割り人形(Nutcracker)」を上演してきた。しかし、ロシアと戦争中の現在、それはできない。
「チャイコフスキーはロシアの象徴的存在です。『くるみ割り人形』も他のバレエ楽曲も、私たちはやりません」と同劇団のセルヒー・スクズ(Sergiy Skuz)事務局長は言う。
代わりに選んだのは、フランスの作曲家アドルフ・アダン(Adolphe Adam)の「ジゼル(Giselle)」だ。
「海外公演は今の私たちにとって非常に重要な意味を持ちます」とクリウォコンさんは話す。「私たちは海外で成功しなければなりません。喜んで、それにふさわしいレベルのパフォーマンスをお見せします」 (c)AFP/Dmytro GORSHKOV