【12月19日 AFP】ウクライナの首都キーウで19日未明、ドローン(無人機)攻撃があった。キーウは先週にも、ロシアによる侵攻後最大規模のミサイル攻撃を受けたばかり。

 キーウ市当局は同日、午前1時56分に最初の空襲警報を発令、3時間後に解除した。その後、午前5時24分に再度発令したが、今度は30分以内に解除した。

 同市の軍当局はソーシャルメディアに「空襲警報発令中に、首都上空ではUAV(無人航空機)23機が確認された。防空システムにより、うち18機が破壊された」と投稿。使われたのは、イラン製のシャヘド(Shahed)だったとしている。

 キーウのビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長は市中心部と西部で複数の「爆発」があったと認めた。重要なインフラ施設が「損傷」したが、死者は出ていないという。

 ロシア軍によるミサイルとドローン攻撃はウクライナ各地の都市で停電や断水を引き起こし、暖房も機能しなくなっている。
 
 フランスや欧州連合(EU)は、ロシアによる民間インフラへの攻撃は戦争犯罪に当たると糾弾している。(c)AFP