【12月3日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は2日、グループHの試合が行われ、ウルグアイは2-0でガーナを下したものの、同組の韓国が後半アディショナルタイムの逆転ゴールでポルトガルに劇的勝利を飾ったため、敗退が決まった。

 ウルグアイは前半、35歳のルイス・スアレス(Luis Suarez)のアシストでジョルジアン・デ・アラスカエタ(Giorgian De Arrascaeta)が立て続けに2度ネットを揺らした。

 しかし、同組のもう一つの試合では韓国がポルトガルを撃破し、ウルグアイとガーナを上回って2位通過が決定。後半にエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)と交代していたスアレスはベンチで試合終了を迎え、敗退に涙を流した。

 もう1点取れば得失点差で突破が決まる状況だったウルグアイの選手は、PKが与えられなかったことについて怒りをあらわにし、試合後に審判を取り囲んだが、スアレスは一人打ちのめされた様子だった。

 これが自身4度目にして最後のW杯とみられるスアレスは試合後、母国のテレビ局テレドセ(Teledoce)に対し、「悲しいし、幻滅している。W杯で4度プレーできたのは幸運だった」と語った。

 さらに、「試合前は4歳の息子のことを考えていた。彼はW杯で自分が勝つのを見たことがなかった」とし、「きょうは勝利ではなく、悲しい姿を見せてしまった。父親として、選手としてつらい」と肩を落とした。(c)AFP/Terry DALEY