【12月2日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)に出場するウルグアイのルイス・スアレス(Luis Suarez)は1日、グループH・ガーナ戦の前日会見に臨み、12年前の南アフリカ大会でガーナと対戦した際にハンドをしたことについて謝罪を拒否した。

 ウルグアイとガーナは2010年の南アフリカ大会準々決勝でも対戦。その試合の延長戦終了間際、ガーナはドミニク・アディイアー(Dominic Adiyiah)がヘディングシュートを放ち、触られなければゴールが確実だったが、スアレスは故意に手を使いゴールライン上で得点を阻んだ。

 スアレスにはレッドカードが与えられたが、ガーナはPKを外し、最終的にはPK戦を制したウルグアイが準決勝に進出。ガーナはアフリカ勢初のW杯4強入りを逃した。

 それから12年がたち、ガーナの人に「悪魔」としてみられていることを知っているかと聞かれたスアレスは「謝罪するとは言わない。ハンドをしたのは自分だが、PKを外したのはガーナの選手であって、自分ではない」と答え、あくまでPKを失敗したのはガーナの選手だから「自分の責任ではない」と主張した。(c)AFP