【10月29日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は28日、実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏によるツイッター(Twitter)買収を歓迎する一方で、ツイッターへの復帰については明言しなかった。

 トランプ氏は「ツイッターが分別ある人物の手に渡り、わが国を心底憎む急進左派の変人・狂人によって運営されなくなることをとてもうれしく思う」と自身が昨年10月に立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」に投稿した。

 トランプ氏は2021年の米連邦議会議事堂襲撃を扇動したとしてツイッターアカウントを凍結されたが、マスク氏はこれを解除する意向を示している。

 しかし、トランプ氏はツイッターに復帰する意図があるかは明言せず、その後のFOXニュース(Fox News)デジタル版のインタビューでもこの件への言及は避けた。

 トランプ氏はFOXニュースに対し、マスク氏のことが好きで幸運を願っているとした上で、「ツイッターは私なしでは成功できないだろう」とも述べた。

 トランプ氏のトゥルース・ソーシャルでのフォロワーは400万人強にすぎず、かつて8000万人以上のフォロワーを抱えていたツイッターへの復帰の誘惑にあらがえないというのが大方の見方となっている。11月8日の米中間選挙前にツイッターに復帰すれば、トランプ氏の投稿がより多くの人に届くことになり、選挙戦に影響を与える可能性がある。(c)AFP