【10月29日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は27日、サウジアラビアが後援する男子ゴルフの新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)と提携しない米ツアー(US PGA Tour)について、「絶好の機会をふいにしている」と批判した。

 リブゴルフ・シリーズのシーズン最終戦となるチーム戦は、トランプ氏が米マイアミに所有するトランプ・ナショナル・ドラール・ゴルフクラブ(Trump National Doral Golf Club)で28日から行われる。

 トランプ氏はプロアマ戦で18ホールをプレーした後、「米ツアーは絶好の機会をふいにし、今やもっと難しい立場に置かれている」と報道陣に語り、リブゴルフ・シリーズと大会を支援するサウジアラビアについて「ビッグな大会、ビッグマネー、破格の賞金だ。彼らはゴルフを本当に愛している。サウジは素晴らしい仕事をしている」と称賛した。

 リブゴルフがゴルフ界の将来を表していると思うかという質問に対しては、より慎重な姿勢になりながらも、分断が起きている責任は既存の米ツアーにあるとして、「どうかな。最終的には何か解決策が出てくるだろうが、米ツアーの対処の仕方があまりにも悪い。トップにいる連中をどうにかすべきだ」と主張した。

 また、今後はフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)やセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)に続き、さらなるスター選手が米ツアーを離れてリブゴルフに参戦するとも予測した。(c)AFP/Simon EVANS