【9月29日 AFP】10月2日に行われるロンドン・マラソン(London Marathon 2022)の主催者は28日、陸上男子長距離で四つの五輪金メダルを誇るモハメド・ファラー(Mohammed Farah、英国)が、股関節のけがのため欠場すると発表した。

 ファラーは、トラック種目で昨年の東京五輪出場を逃すと、その後ロード種目に復帰。ロンドンで今月行われたハーフマラソンの大会「ビッグハーフ(Big Half)」で優勝するなど復調し、2019年大会以来3年ぶりにロンドン・マラソンに挑戦するはずだった。

 ファラーは同マラソンに過去3度出場しているが、いずれも優勝を逃しており、2018年大会の3位が自己最高成績となっている。

 今大会の男子の部では、前年王者シサイ・レマ(Sisay Lemma、エチオピア)や、歴代2位のタイムを持つケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele、エチオピア)が本命となっている。25日に行われたベルリン・マラソン(2022 Berlin Marathon)で自身の世界記録を30秒縮めたエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge、ケニア)は出場しない。

 今大会では、女子の世界記録保持者で、同大会で2度の優勝を誇るブリジット・コスゲイ(Brigid Kosgei、ケニア)も、ハムストリングのけがで欠場が決まっている。(c)AFP