【8月24日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)は23日、プレーオフ第2戦が各地で行われ、ベンフィカ(Benfica)は3-0でディナモ・キーウ(Dynamo Kyiv)に勝利し、2戦合計スコア5-0で本選進出を決めた。

 ロシアによる侵攻を受けて昨季の国内リーグが打ち切られたウクライナ1部は、この試合に先駆け新シーズンがスタート。28日にそのリーグ戦初戦を控えているディナモ・キーウの選手は、母国にいる同胞たちを支援するメッセージとして、ウクライナ国旗をまとい敵地エスタディオ・ダ・ルス(Estadio da Luz)に登場した。

 ホームでの第1戦を0-2で落としていたディナモ・キーウは、昨季のチャンピオンズリーグでベスト8入りを果たしたベンフィカ相手にこの日も常に劣勢を強いられた。

 ベンフィカは27分、ダビド・ネレス(David Neres)がクロスを送ると、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属していたDFニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)が強烈なヘディングを突き刺し、5万8000人以上のファンが押し寄せたホームで先制した。

 その後、ラファ・シルバ(Rafa Silva)が追加点を挙げたベンフィカは前半終了間際、流れるような連動から最後はネレスがネットを揺らした。

 2度の欧州制覇を誇るベンフィカは25日に行われるチャンピオンズリーグのグループステージ抽選会に進み、ディナモ・キーウはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2022-23)に回る。

 一方、マッカビ・ハイファ(Maccabi Haifa)はレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)と2-2で引き分け、2戦合計5-4で本戦出場を決めた。90分にミラン・パフコフ(Milan Pavkov)が献上したオウンゴールがマッカビ・ハイファの本戦出場を決めた。

 また、第1戦を0-0で終えていたヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)は、73分にヤン・クリメント(Jan Kliment)が決勝点をマークしてカラバフFK(Qarabag FK)に2-1で勝利し、こちらも本戦行きが決まった。

 24日の試合では、第1戦を2-2で終えたPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)がホームにグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)を迎え、初戦に2-1で勝利したFCコペンハーゲン(FC Copenhagen)はトラブゾンスポル(Trabzonspor)のホームに乗り込む。

 また、第1戦を1-0でものにしたボードー/グリムト(FK Bodo/Glimt)は、ディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)とのアウェーゲームに臨む。(c)AFP