【8月23日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2022)は22日、準々決勝の試合が行われ、2度のアジア制覇を誇る浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)はBGパトゥム・ユナイテッド(BG Pathum United、タイ)を4-0で下し、準決勝に駒を進めた。一方、ヴィッセル神戸(Vissel Kobe)は延長戦の末に全北現代モータース(Jeonbuk Hyundai Motors、韓国)に1-3で敗れ、敗退が決まった。

 大歓声のサポーターが押し寄せたホームの埼玉スタジアム2002(Saitama Stadium 2002)で浦和は、初の準々決勝進出となったBGパトゥムを相手に主導権を握らせなかった。

 ダヴィド・モーベルグ(David Moberg Karlsson)のゴールで32分に先制した浦和は、岩波拓也(Takuya Iwanami)が10分後に追加点を挙げリードを広げた。

 BGパトゥムが崩壊する中、試合は後半も同様の展開となり、浦和は小泉佳穂(Yoshio Koizumi)と明本考浩(Takahiro Akimoto)にもゴールが生まれ快勝した。

■神戸は逆転負けで敗退

 アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)を欠き、横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)を下した前週の決勝トーナメント1回戦から7人の先発を入れ替えた神戸は64分、相手GKがボールをはじいたところを途中出場の汰木康也(Koya Yuruki)が押し込み先制した。

 しかし全北は2分後、モドゥ・バーロウ(Modou Barrow)が手薄になった神戸のスペースに走り込むと、最後は前に出ていたGK前川黛也(Daiya Maekawa)の股を抜くシュートでスコアを1-1とした。

 延長戦に入ると、全北は104分に途中出場のグスタボ(Gustavo Henrique da Silva Sousa)がヘディングを決めて逆転に成功。さらに試合終了間際には、神戸が前掛かりになっていたところを文宣民(Moon Seon-Min、ムン・ソンミン)が突き、試合を決定づけるゴールを奪った。

 この結果、同会場で25日に予定されている準決勝では浦和と全北が対戦することになった。浦和は2007年と2017年に、全北は2006年と2016年に大会を制しており、両クラブは共に3度目のアジア制覇を目指している。(c)AFP