【8月6日 AFP】米ユタ州で今週、クモを焼き殺そうとして山火事を起こした男が拘束された。ユタ郡保安官事務所がフェイスブック(Facebook)で明らかにした。

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 同保安官事務所によると、山火事の発火地点で見つかったコーリー・マーティン容疑者(26)は「ライターでクモを殺そうとしたら火事になった」と供述した。

 ユタ州を含む米南西部は気候変動による深刻な干ばつに見舞われている。同州の山火事情報を提供する「ユタ・ファイア・インフォ(Utah Fire Info)」によると、山火事は2日、州都ソルトレークシティー(Salt Lake City)の南にあるスプリングビル(Springville)近くで発生。約25ヘクタールに延焼したが、3日までに90%が鎮火された。

 同保安官事務所によると、マーティン容疑者は「建造物等以外放火罪、クラスAの軽犯罪、クラスBの軽犯罪に相当するマリフアナ所持および違法薬物吸引具所持」の容疑で逮捕された後、保釈された。

 同保安官事務所は「ライターで何をしようとしたのか察しはつく」とのマリフアナ吸引をほのめかすフェイスブックのコメントに対し、「あなたの考えを証明できなかった」と返答した。(c)AFP