エアコン稼働中「扉閉めて」 違反店舗に罰金 節電で仏政府
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【7月25日 AFP】フランス政府は近く、エアコン稼働中の店舗に対し、入り口の扉をきちんと閉めるよう命じる方針だ。電力浪費防止策の一環で、違反者には罰金を科す。
アニエス・パニエリュナシェ(Agnes Pannier-Runacher)エネルギー移行相は24日、扉を開けっ放しにしたままエアコンをつけると「電力消費量が20%増える。ばかげている」と民放ラジオ・モンテカルロ(RMC)に語った。看板の電飾にも制限を課す計画だという。
仏日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(Journal du Dimanche)によると、パニエリュナシェ氏は「都市の規模を問わず、空港と駅以外での電飾広告の使用を午前1時から同6時まで禁止する」法令と、「店舗に冷暖房稼働中の扉開放を禁止する」法令を「数日中に出す」と述べた。
熱波に見舞われているフランスでは今月、一部の都市でエアコン稼働中に扉を開放している店舗に罰金を科す条例が可決された。
仏政府は、これを全国に拡大適用する計画だ。罰金額は750ユーロ(約10万4000円)以下となるが、まずは店主の教育が重要だとしている。(c)AFP