【7月27日 AFP】違法薬物を密輸したとしてロシアで裁判にかけられている米女子プロバスケットボール(WNBA)のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)選手の弁護団が26日、「寛大」な判決を期待していると話した。

 五輪米代表として金メダル2個を獲得しているグライナー選手は、大麻オイルが含まれる吸引カートリッジをロシアへ密輸した疑いで2月に逮捕された。グライナー選手は起訴内容を認めており、有罪なら最長10年の禁錮刑を科される可能性がある。

 弁護団は「情状酌量すべき要素が多くある」ことを考慮して、「かなり寛大な判決を期待している」と話した。また、グライナー選手は米国で医師から大麻の医療的使用許可を得ているが、使用は痛みの緩和が目的で、米国でも「時折」しか使っていなかったと強調した。

 弁護団の一員である医療専門家は、医療大麻はロシアでは違法だが、世界的には治療目的で広く使用されていると公判で述べた。(c)AFP