【7月13日 AFP】米女子プロバスケットボール(WNBA)のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)選手がロシアで拘束されている問題で、男子プロバスケットボール(NBA)のスーパースターであるレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、グライナー選手の帰国へ向けた米国側の対応を批判し、彼女はもう米国へは戻りたいと思わないかもしれないと疑問を呈した。

 自身が出演するユーチューブ(YouTube)のトーク番組「The Shop: Uninterrupted」の30秒の広告映像で、ジェームズはロシアがウクライナに侵攻する直前の2月から拘束されているグライナー選手に言及した。

 ジェームズは「今の彼女は、米国が自分を守ってくれていると感じられるだろうか。自分だったら『本当に米国へ戻りたいだろうか』と感じるはずだ」とコメントした。

 グライナー選手は5か月前に、荷物から薬物の痕跡がある吸引器が見つかり、薬物所持の罪を認めた後も拘束が続いている。

 米政府の関係者は、グライナー選手の状況を不当な拘束と考えていると話している。(c)AFP