【7月2日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は1日、南部オデーサ(Odessa)州へのミサイル攻撃について、ロシアによる「意図的なテロ行為」だと非難した。

 ロシアのウクライナ侵攻で激戦地となっている黒海(Black Sea)沿岸のオデーサ市の南約80キロに位置するセルヒーウカ(Sergiyvka)で1日、集合住宅とレクリエーションセンターがミサイル攻撃を受けた。

 ゼレンスキー氏は毎日恒例の国民に向けた演説で、この攻撃で12歳の少年を含む21人が死亡、約40人が負傷したと明らかにした。死者の数は増える恐れがあるという。

 ゼレンスキー氏は「強調しておく。これはロシアによる意図的なテロ行為であり、間違いや偶然で起きたものではない」と非難。「武器も軍装備品も隠されていない普通の9階建て集合住宅に、ミサイル3発が撃ち込まれた」「そこにはごく普通の人々、民間人が暮らしていた」と述べた。(c)AFP/Oleksandr GIMANOV with Dmytro GORSHKOV in Kyiv