【6月16日 AFP】ブラジルのアマゾン(Amazon)熱帯雨林で英国人ジャーナリストと先住民族研究者が行方不明となっている事件で、連邦警察は15日、容疑者が2人をジャングルに埋めたと自供したと発表した。

 英紙ガーディアン(Guardian)に長年寄稿してきたベテラン外国特派員ドム・フィリップス(Dom Phillips)氏(57)と、ブラジル人研究者のブルノ・ペレイラ(Bruno Pereira)氏(41)は、違法な採掘・漁業・伐採などの環境犯罪や麻薬取引が横行しているアマゾン奥地で消息を絶った。

 北部アマゾナス(Amazonas)州駐在の連邦警察によると、犯行を自供したのは同州アタライアドノルテ(Atalaia do Norte)で14日に逮捕されたオゼネイ・ダコスタオリベイラ(Oseney da Costa Oliveira)容疑者(41)。「犯行の詳細を語り、遺体を埋めた場所を示した」という。

 アタライアドノルテは、行方不明の2人が5日に戻る予定だった町だ。

 警察発表に先立ち、アンデルソン・トレス(Anderson Torres)法務・公安相は、捜索で遺体が見つかったと報告を受けたとツイッター(Twitter)で明らかにしていた。

 この事件では、同容疑者の兄弟とされるアマリウド・コスタデオリベイラ(Amarildo Costa de Oliveira)容疑者も7日に逮捕されている。(c)AFP