【6月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、カナディアン・オープン(RBC Canadian Open 2022)は12日、カナダ・オンタリオ(Ontario)州トロントのセントジョージズGC(St. George's Golf and Country Club、パー70)で最終日が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算19アンダーで優勝し、ツアー通算21勝目を挙げた。大会後には、グレッグ・ノーマン(Greg Norman)氏が持つ同20勝の記録を上回ることがモチベーションになっていたと認めた。

 今週はノーマン氏がトップを務め、サウジアラビアが後援する高額賞金の新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)が開幕し、ゴルフ界が混乱する激動の1週間だった。

 その中で、最終日に10バーディーを奪ったマキロイは、スコアを8ストローク伸ばして2打差の優勝を飾り、2019年の前回大会に続く連覇を達成した。バックナインの緊迫した場面を乗り切り、最後は17番、18番を連続バーディーで締めて勝利した。

 マキロイは、米ツアーの勝利数でノーマン氏を超えたことにとりわけ満足し、「海の向こう側で起こっていることが、さらなるモチベーションになっていた」と明かすと、ノーマン氏の名前は出さずに「あの人は例のツアーの先頭に立っていて、米ツアー20勝で僕と並んでいたから、一つ前に出たいと思っていた。それを達成できた」とコメント。「だから本当に最高だし、この1勝には少しだけ誇らしさも感じる」と喜んだ。

 首位タイから出たトニー・フィナウ(Tony Finau、米国)は最終18番でこの日6個目のバーディーを奪い、2打差の単独2位となった。ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)は残り2ホールまで首位タイにつけていたが、連続ボギーをたたき、マキロイと4打差の3位で大会を終えた。(c)AFP