子どもの通学かばんは安全か? 中国メディアが提起
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【6月7日 CNS】中国・広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)の王さんは小学3年生の娘のため、始業式の前に新しい通学かばんをオンラインで購入した。なめらかなカバーにピンクの背負いベルト、人魚の明るいプリントが施され、ジッパーにハート形のペンダントがぶら下がっている。「娘はとても気に入っている」と王さんは笑みを浮かべる。
中国では近年、多種多様な通学用の背負い式かばんが販売されている。色鮮やかでなめらかなコーティング、ファッショナブルなイラスト、優れた防水性などが人気となっている。
手触りをよくするため、メーカーは材料に柔軟性や弾性を与える可塑剤を使用している。2月1日、中国で初めてとなる学用品の国家安全基準「学用品の安全に関する一般要件」が施行された。
実態を調べようと、ある中国メディアは店頭の学用品売り場とオンラインで10個のかばんを購入し、検査機関の広州広電計量で分析を依頼。かばんにはフタル酸エステルや塩素化パラフィンなどの可塑剤が使用されているが、複数のかばんから国家基準値を超えるフタル酸エステルが検出されるなどの問題があった。子どもたちはかばんを毎日背負って登下校するため、中国メディアは「化学物質が気道や皮膚から人体に入り込み、健康に害を及ぼす可能性がある」と主張している。
一部の専門家は「施行された国家基準は、まだいくつかの一般的な有害物質をカバーしていない」と指摘。また、国家基準が施行された後、行政の市場監督部門はメーカーへの検査をまだ実施していない。子どもたちが安全なかばんを背負って通学できるよう、適切な対策が求められている。(c)CNS-半月談/JCM/AFPBB News