【5月4日 AFP】21-22NBAは3日、プレーオフのカンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、ウエスタンカンファレンスではジャ・モラント(Ja Morant)が47得点と爆発したメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)が106-101でゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)に勝利し、戦績を1勝1敗のタイに戻した。

 息をのむような肉弾戦の中で、モラントはプレーオフのキャリア最多得点をマークしてチームを勝利に導いた。

 一方で、激しいぶつかり合いは物議を醸すプレーも呼び、グリズリーズのディロン・ブルックス(Dillon Brooks)はレイアップを狙うゲーリー・ペイトン2世(Gary Payton II)を後ろからはたき、開始わずか3分で退場になった。ペイトンはプレーを続行できず、スティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は後にペイトンが肘を骨折したことを明かした。

 1日の第1戦で退場になったウォリアーズのドレイモンド・グリーン(Draymond Green)もグリズリーズの荒々しい作戦の標的になり、第1クオーターにゼイビアー・ティルマン(Xavier Tillman)の肘打ちを食らって控室での治療に長い時間を使わなければならなかった。

 カーHCは、第1クオーターのグリズリーズは「フィジカル勝負ではなく汚い戦い方」をしてきたと表現し、NBA選手の中にある「決まりを破った」とブルックスを非難した。

 イースタンカンファレンスでは、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)が109-86でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)に勝利し、第1戦の敗戦から立て直して戦績を1勝1敗のタイに戻した。

 セルティックスでは、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が30得点、5リバウンド、6アシスト、ジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)も29得点、8アシストを記録。グラント・ウィリアムス(Grant Williams)もベンチスタートから21得点をマークし、試合開始から一度もリードを譲らない完勝を収めた。(c)AFP