【5月2日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)は1日、女子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している大坂なおみ(Naomi Osaka)は3-6、1-6のストレートで地元のサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)に敗れた。

 四大大会(グランドスラム)4勝を挙げている大坂は、1回戦で勝利した後にアキレス腱(けん)を痛め、疲れ知らずの相手と対戦したこの日は負傷のせいでプレーが制限されていたと明かした。大坂はこれでソリベストルモ戦は2連敗。勝利したソリベストルモは、3回戦でダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)と対戦する。

 左ふくらはぎにテーピングをして出場した大坂は、長いラリーの中でミスが出て第3ゲームのサービスゲームを落とした。ここはすぐにブレークバックして2-2のタイに戻したが、そこからの5ゲーム中4ゲームを相手に取られて約50分で開幕セットを落とした。

 第2セットも序盤にブレークを許すと、医師を呼び、痛み止めをもらってプレーを続けたが、そのままなすすべなく敗れ、試合は90分かからずに決着がついた。

 けがの問題はそこまで心配していないという大坂だが、もっと早くに痛み止めを飲んでいれば、もっとうまく負傷に対応できたはずだと認めている。

 大坂は「思い通りのプレーができない感じで、制限されているようだった。前の試合でできたことがもっといろいろあったはずだけど、実際にはそれができなかった」とコメントした。(c)AFP/Reem Abulleil