【4月30日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、6-1でアナスタシア・ポタポワ(Anastasia Potapova)に快勝し、2回戦に駒を進めた。

 元世界ランキング1位の大坂は、これが初対戦となるポタポワをわずか1時間1分で退け、今季初めてとなるクレーコート戦で及第点を示した。この試合では6本のサービスエースを記録したほか、ファーストサーブでの落としたポイントもわずか3に抑えた。

 大坂は試合後、「簡単な試合だったとは言えない。少し調整が必要だった感じ。またクレーコートでプレーできて本当にうれしい」とコメント。次戦の相手は地元ファンが応援するスペインのサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo)に決まった。

 一方、前週のイスタンブール選手権(TEB BNP Paribas Tennis Championship Istanbul 2022)で優勝したばかりのポタポワは、これでクレーコートでの連勝記録が9で途切れた。

 その他では、元全米オープン(US Open Tennis Championships)覇者のビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)が6-4、3-6、6-0でアリソン・リスケ(Alison Riske、米国)に勝利。クレーコートでトップ50以内の選手を下したのは、これが初めてとなった。

 大会第4シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)は、パワーヒッターのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を相手に7回あったブレークのピンチを5回しのぎ、約2時間半の激闘の末に6-7(8-10)、6-3、6-4で競り勝った。

 通算3度の大会制覇を誇るペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)は、ジル・タイシュマン(Jil Teichmann、スイス)に3-6、5-7で敗戦。タイシュマンは2回戦で、第17シードのレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)と対戦する。

 昨年の全米オープンで準優勝を果たしたフェルナンデスは6-1、1-6、6-4で予選勝者のアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)を下し、マドリード大会で初白星を飾った。(c)AFP