聖なる山で裸で「ハカ」 カナダ人俳優を強制送還へ バリ島
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【4月27日 AFP】インドネシアのバリ(Bali)島で、聖なる山の山頂で裸で踊ったカナダ人俳優で自称「ウェルネスグル」の男が強制送還されることになった。
ジェフリー・クレイゲン(Jeffrey Craigen)さんは、神聖とされるバトゥール(Batur)山の山頂で、ニュージーランドの先住民マオリ(Maori)の戦いの舞「ハカ(Haka)」を裸で踊る様子を撮影し、ソーシャルメディアに投稿した。
動画を見た人から、バリ島の宗教的価値観を侮辱しているとの非難が殺到。当局は25日、クレイゲンさんを拘束し事情を聞いた。
クレイゲンさんは現在、強制送還を待っているところだが、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていないため、航空会社に搭乗を断られているという。
クレイゲンさんは、当分の間、バリ島の入国禁止者リストに入れられる。
地元入国管理局によると、クレイゲンさんは2019年末から観光と骨粗しょう症の代替療法を学ぶため、インドネシアに滞在していた。
クレイゲンさんは、バトゥール山が神聖な場所だとは知らなかったと話している。(c)AFP