【4月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は27日、準決勝第1戦が行われ、リバプール(Liverpool FC)はホームでビジャレアル(Villarreal CF)を2-0で下した。決勝に大きく近づいたリバプールだが、ユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は「警戒」し続けなければならないとコメントした。

 ジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)のクロスが相手のペルビス・エストゥピニャン(Pervis Estupinan)に当たって先制したリバプールは、直後にサディオ・マネ(Sadio Mane)が追加点をマーク。後半のわずか2分間で2ゴールを挙げ、ビジャレアルの守備的なゲームプランを狂わせた。

 前人未到となるチャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップ(FA Cup 2021-22)、イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2021-22)のシーズン4冠の可能性を残しているリバプール。来月3日に行われる敵地での第2戦で大逆転が起こらなければ、チャンピオンズリーグでは直近5年で3度目の決勝進出となる。

 クロップ監督は「今は2-0のハーフタイム。完全に警戒し、100パーセント正しい気持ちで、後半(第2戦)も前半(第1戦)のようなプレーを見せる必要がある。われわれにとってやりづらい雰囲気になることは分かっている」と話した。

 一方、ビジャレアルのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は「0-2は明確かつふさわしい結果」と述べつつ、「もっと悪い結果にもなり得たが、まだ可能性はある」と前を向いた。「ホームで違ったプレーができることを証明したい」 (c)AFP/Kieran CANNING