【3月27日 AFP】26日に行われた22F1第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2022)の予選で、ハース(Haas F1 Team)のミック・シューマッハ(Mick Schumacher)が時速240キロで激しくクラッシュする事故が起こった。本人は「大丈夫だ」と無事を強調したが、27日の決勝は欠場することになった。

 F1のレジェンド、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の息子であるミックは、予選Q2のアタック中に縁石に乗り上げてマシンのコントロールを失い、そのまま壁に衝突した。

 国際自動車連盟(FIA)は、サーキット内のメディカルセンターの診断では「けがは見つからなかった」と発表。「ジッダ(Jeddah)のキング・ファハド軍病院(King Fahad Armed Forces Hospital)へ移され、念のため検査を受ける」と明かした。

 チームも「肉体的には問題ない」と報告し、母親とも話をしたことを伝えた。

 走ることができれば決勝を14番手からスタートするはずだったミックだが、今大会の挑戦は恐ろしい形で終わりを迎え、チームは残る1台のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)に希望を託すことになった。(c)AFP