【3月25日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2022)は24日、女子シングルス2回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は大会第13シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を6-2、6-3で下し、3回戦に駒を進めた。

 先日のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)ではファンのやじに涙を流し大会から姿を消した大坂だが、この日はわずか1時間でケルバーを退けるなど絶好調な様子で、復調が続いている。

 大坂は試合後、満足げに「彼女(ケルバー)は私が今シーズン勝利した相手の中で最もシードの高い選手だから、とてもうれしい」とコメントした。

「主導権を握るつもりでこの一戦に臨んだ。プレーを続けるに連れ、良くなっていければうれしい」

 24歳の大坂は3回戦で、第18シードのレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)を6-4、7-6(7-3)で下したカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)と対戦する。

 四大大会(グランドスラム)で4度の優勝を果たしたときの調子を取り戻しつつあるように見える大坂の復調に、観客席にいた母親の環(Tamaki Osaka)さんも大喜びだった。

 母親が観戦したことについて大坂は「間違いなく大きな意味がある」と述べつつ、「ここの観客はとても温かいと思う。時折ハイチ国旗も見えるからとてもありがたい」と続けた。(c)AFP