【3月15日 AFP】国際テニス連盟(ITF)は14日、ウクライナへの軍事侵攻を理由に国別対抗戦から除外されたロシアの代替国として、男子のデビスカップ(Davis Cup)ではセルビア、女子のビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup)ではオーストラリアが選ばれたと発表した。

 ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を擁するセルビアは、昨年大会の準決勝進出チームの中で最上位だったことから選出された。

 だがセルビアはすでに、予選免除で9月の決勝ラウンドに出場できるワイルドカード(主催者推薦)が与えられていた。そのため、もともとセルビアが持っていたワイルドカードは、予選で敗退した12チームから選ばれた1チームに今後渡ることになった。

 一方、ビリー・ジーン・キング・カップでは、2021年大会の準決勝進出チームで最高ランキングにつけているオーストラリアが決勝ラウンド出場権を獲得した。

 4月15日から16日に行われる予選ラウンドでオーストラリアがプレーする必要がなくなったことにより、同国と対戦する予定だったスロバキアも戦わずして決勝ラウンド進出が決まった。

 ロシアは昨年デビスカップとビリー・ジーン・キング・カップの両方で優勝。同一年の国別対抗戦で男女同時優勝した史上わずか4か国目となっていた。(c)AFP