【3月12日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の2022年シーズン合同テストは11日、バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキット(Bahrain International Circuit)で2日目が行われ、わずか2日前にF1復帰が決まったハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が、1分33秒207の最速タイムを記録した。

 昨季はハースのシートを失っていたマグヌッセンは、ロシアのウクライナ侵攻で契約を解除されたニキータ・マゼピン(Nikita Mazepin)に代わりF1へ復帰し、チームと複数年契約を交わした。

 1年以上ぶりのF1マシン操縦となったこの日は腕が鈍っている様子を全く見せず、目を見張るパフォーマンスを披露。レース後には、「(F1から)離れていなかった」感じがしたとコメントした。

 フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が2番手、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が3番手、アストンマーティン(Aston Martin F1)のランス・ストロール(Lance Stroll)が4番手、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が5番手のタイムだった。

 角田裕毅(Yuki Tsunoda)は10番手で、最多の119周を走行した。

 一方、マクラーレン(McLaren)はダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が体調不良のため2日連続で欠席し、ランド・ノリス(Lando Norris)が一人で2日目のテストに挑んだ。

 チームの発表によると、リカルドは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応を示した。体調は改善しつつあり、来週末に行われる開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2022)までには、隔離が解除される見通しだとしている。(c)AFP/Raphaëlle PELTIER