【3月2日 AFP】(更新)米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は1日、一般教書演説を行い、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は「独裁者」だと非難した。

 バイデン氏は「他の国に侵攻したロシアの独裁者(プーチン大統領)は、世界で代償を払うことになる」と指摘。「民主主義と専制主義の闘いにおいて、民主主義国が今まさに決起しつつある。世界は平和と安全を明確に選択した」と語った。

 演説の冒頭でウクライナへの連帯を表明すると、議場でスタンディングオベーションが起きた。

 バイデン氏はウクライナ侵攻を「前もって計画されたもので理不尽」と非難。「(プーチン氏は)米国内を分断できると考えていたが、それは間違いだった。われわれは準備ができている」として同盟諸国に続きロシア機の米領空通過を禁止すると発表した。

 続けて「プーチン氏はかつてないほど世界から孤立している」と述べ、プーチン氏はどんな経済制裁を科されるか見当もついていないとした。

 さらに、石油市場の安定化に向けた6000万バレルの石油備蓄協調放出の一環として、米国は戦略石油備蓄(SPR)から3000万バレルを放出し、必要ならば追加放出の用意もあると述べた。(c)AFP/Frankie Taggart with Dave Clark in Kyiv