【2月28日 AFP】米財務省は2月28日、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた措置として、米国内でのロシア中央銀行との取引を禁止する前例のない制裁を発表した。

 制裁は西側諸国と連携して導入され、即日発効する。財務省は「米国内または米国人が保有するロシア連邦中央銀行の資産を、所在地を問わず効果的に使えなくするもの」と説明。これにより、ロシアは通貨ルーブルの防衛能力を著しく制限され、自国経済の立て直しが困難になる。

 一方、米国務省は同日、ロシアに滞在する米国人に対し、即時の国外退避を勧告。モスクワの米大使館に勤務する非緊急要員とその家族に対しても、出国許可を出した。(c)AFP