【2月24日 AFP】23日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)の決勝トーナメント1回戦第1戦で、ベンフィカ(Benfica)のFWロマン・ヤレムチュク(Roman Yaremchuk)が、得点後にユニホームの下に着た母国ウクライナの国章が入ったシャツを見せた。同国は、ロシアによる侵攻への懸念が高まっている。

 ヤレムチュクはアヤックス(Ajax)との一戦を2-2の引き分けに持ち込むゴールを決めると、母国の国章トリズブ(Tryzub)が描かれた黒いTシャツを披露した。

 試合後に同選手はCNNポルトガル(CNN Portugal)に対し「母国を支援したい。そのことをかなり考えていて、状況については恐ろしく感じている。クラブは自分をサポートしてくれていて、助けるために何でもすると言っている。感謝しているし、現時点では何もかも大丈夫だ」とコメントしている。

 数万人のロシア軍がウクライナの国境付近に駐留し、西側諸国はいつ攻撃に出てもおかしくないとする中、ウクライナは国家非常事態を宣言している。(c)AFP