【2月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は22日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-0でリール(Lille OSC)に先勝。ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が不在でも十分に戦えることを証明した。

 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)にリールを迎えたチェルシーは、カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)のヘディングシュートで先制すると、後半にはクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が冷静に追加点を決めた。3月16日には敵地で第2戦が行われるが、チェルシーがこのまま準々決勝に進出する可能性が高い。

 チェルシーはこれで公式戦6連勝。さらにこの試合は、ルカクの起用法問題の決着という意味合いが強いものになった。

 今季開幕前にクラブ史上最高額の9800万ポンド(約153億円)でイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)から復帰したルカクだが、ここまで公式戦10得点しか挙げられていない。さらに19日のクリスタルパレス(Crystal Palace)戦では、プレミアリーグでは03-04シーズン以降最低となるボールタッチ7回にとどまり、この試合では先発を外れた。

 トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は「ロメルーは前の試合で苦戦していた。精神的な部分だけでなく、肉体的にも疲れていて、それは理解できることだ。今が一歩後退するタイミングだった」とコメントした。(c)AFP/Steven GRIFFITHS