【2月16日 CGTN Japanese】約5000年前から3000年前ごろに栄えた古蜀王国の遺跡「三星堆(Sanxingdui)遺跡」から出土した青銅大仮面が15日、中国南西部の四川省(Sichuan)広漢市(Guanghan)にある三星堆博物館で初めて一般公開されました。

 青銅製の仮面は幅131センチ、高さ71センチ、奥行き66センチ、重さ65.5キロです。奇妙な顔立ちをしていて、眉や目、鼻、唇、耳などのラインはとても滑らかで整っています。これまでに三星堆遺跡から出土した考古遺物の中で、形が最も完全で、サイズが最も大きく、保存状態が最も良好な大型の青銅仮面です。  

 三星堆博物館の雷雨館長によりますと、青銅大仮面は下を向いた状態で出土し、仮面の下に保存状態が良好な象牙がたくさん埋まっていました。仮面の右目部分からは絹織物の残留物も見つかりました。青銅大仮面は3カ月にわたる整理作業を経てついに公開されました。  

 今回の展示会は観客の期待に応えるために特別に設けられた臨時的なものです。今後、さらに修復と検査が行われ、修復完了後に正式に展示が行われるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News