【2月1日 AFP】男子テニスの最新世界ランキングが31日に発表され、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は四大大会(グランドスラム)男子シングルス史上最多21度目のタイトル獲得ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に先を越されたものの、世界トップの座を維持した。

 34歳のジョコビッチは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種状況をめぐってオーストラリアから退去させられ、今季グランドスラム初戦の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)に出場できなかったが、男子歴代トップとなる世界1位の在位を通算358週に更新した。

 今年の全豪オープン決勝は、歴史的名勝負の末にナダルがトロフィーを掲げた。惜しくも準優勝となったダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は2位にとどまったものの、ジョコビッチとの差は1000ポイント以内に縮まった。

 昨年の全豪は日程が遅れて同2月8日から21日の開催となっていたため、ジョコビッチが通算9回目の全豪制覇で獲得したポイントは2月21日まで保持される。

 ナダルは歴史に名を刻んだにもかかわらず、ランキングは5位のままとなった。準決勝で同選手に敗れたマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)が1ランクアップで6位に浮上し、アンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)と入れ替わった以外にトップ10の順位に変動はなかった。

 最新ATPランキングは以下の通り。

1位:ノバク・ジョコビッチ/1万1015ポイント
2位:ダニール・メドベージェフ/1万125ポイント
3位:アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)/7780ポイント
4位:ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)/7170ポイント
5位:ラファエル・ナダル/6875ポイント
6位:マッテオ・ベレッティーニ/5278ポイント
7位:アンドレイ・ルブレフ/4830ポイント
8位:キャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)/4065ポイント
9位:フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)/3923ポイント
10位:ヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)/3705ポイント
11位:ホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)/3336ポイント
12位:デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)/2930ポイント
13位:キャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国))/2865ポイント
14位:ディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン/2640ポイント
15位:アスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev、ロシア)/2633ポイント
16位:ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)/2553ポイント
17位:パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta、スペイン)/2475ポイント
18位:クリスティアン・ガリン(Cristian Garin、チリ)/2420ポイント
19位:ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)/2385ポイント
20位:テイラー・フリッツ(Taylor Fritz)/2310ポイント

(c)AFP