【2月1日 AFP】男子テニス、元全米オープン(US Open Tennis Championships)シングルス覇者のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が31日、次週のアルゼンチン・オープン(Argentina Open 2022)で約2年半ぶりのツアー復帰を果たすことが分かった。同選手は最近、母国ブエノスアイレスでの復帰に強い意欲を示していた。

 アルゼンチン・オープンとその翌週に行われるリオ・オープン(Rio Open 2022)はこの日、元世界ランキング3位で現在は同757位に後退しているデルポトロが、両クレーコート大会のワイルドカード(主催者推薦)を与えられたと発表した。

 現在33歳の同選手がアルゼンチン・オープンでプレーするのは17歳で出場した2006年大会以来で、このときは元世界1位のファン・カルロス・フェレーロ(Juan Carlos Ferrero)氏(スペイン)との1回戦で敗れた。

 デルポトロは英ロンドンのクイーンズクラブ(Queen's Club)で開催された2019年6月のフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)で膝蓋(しつがい)骨を骨折して以降、実戦から遠ざかっている。

 2018年10月の上海マスターズ(2018 Shanghai Rolex Masters)でも痛めた膝はこれまで4度手術しているほか、手首も故障を繰り返して同じく4度メスを入れるなど、これまでけがに悩まされ続けていた。

 20歳当時の2009年に全米オープンを制しているデルポトロが最後に優勝したのは、通算22度目のタイトル獲得を果たした2018年のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)となっている。(c)AFP