【1月9日 AFP】21-22スペイン1部リーグは8日、第20節の試合が行われ、首位レアル・マドリード(Real Madrid)はカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が2得点ずつ記録し、4-1でバレンシア(Valencia CF)に勝利した。

 レアルは試合の消化が二つ少ない2位セビージャFC(Sevilla FC)に8ポイント差をつけた。セビージャは9日にヘタフェ(Getafe CF)と対戦する。

 ホームのレアルは、ベンゼマのクラブ通算300点目となるPKで先制すると、後半にビニシウスが2得点。その後ゴンサロ・ゲデス(Goncalo Guedes)のゴールで1点を返されたが、終盤にベンゼマがチーム4点目を決めた。

 ベンゼマとビニシウスは、今季リーグ戦でそれぞれ17得点、12得点を挙げて二人で計29得点をマークしており、これは4位のレアル・ソシエダ(Real Sociedad)をはじめとする13チームの総得点を上回っている。

「ビニシウスと非常に良い感覚がある」と手応えを口にしたベンゼマは、「常に彼を助けるためにここにいる。彼のポテンシャルは分かっているし、もっと高い次元に到達できると思う。チームにとって素晴らしい選手だ」とたたえた。

 584試合で300得点に達したベンゼマは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、ラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)氏、アルフレッド・ディ・ステファノ(Alfredo Di Stefano)氏に次ぐクラブ史上4人目の大台達成となった。

 一方、決定力を欠いたFCバルセロナ(FC Barcelona)はグラナダ(Granada CF)と1-1で引き分け、トップ4浮上のチャンスを逃した。バルセロナは9日にビジャレアル(Villarreal CF)と対戦する5位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と同勝ち点の6位につけている。

 2016年5月以来のスペイン1部リーグ出場となった38歳のダニエウ・アウベス(Daniel Alves)のクロスにルーク・デ・ヨング(Luuk de Jong)が合わせて先制したバルセロナだったが、89分にアントニオ・プエルタス(Antonio Puertas)に同点ゴールを許した。

 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は、「忍耐が必要だ。ボールをキープして相手陣内でプレーしなければならないが、簡単にボールを失った。自分たちのミスだ」と嘆いた。(c)AFP