【1月2日 AFP】インド北部の連邦直轄地ジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)のヒンズー教聖地で1日未明、新年を祝うために殺到した大勢の信徒が折り重なって倒れ、12人が死亡、十数人が負傷した。当局が発表した。

 現場は、毎年数百万人が訪れるヴィシュヌ・デヴィ(Vaishno Devi)寺院の参道。

 現場に居合わせた人がAFPの電話取材に応じ、「人が折り重なるように倒れた。(中略)脚や腕がどう絡んでいるのか見分けるのも難しかった」と述べた。「救急車が到着するまでの約30分間、8人の遺体収容を手伝った。運良く生き残ったが、あの時の光景が目に焼き付いて離れない」

 当局は事故原因について、若者グループ同士での口論と新年を祝おうと大勢が殺到したこととみている。(c)AFP/Parvaiz BUKHARI