【12月28日 CNS】国家統計局のウェブサイトによると、同局サービス業調査センターと中国物流・調達連合会は11月30日、中国購買担当者指数(PMI)を発表した。同センターの趙慶河(Zhao Qinghe)上級統計士が以下のように解読した。

 11月の製造業PMIは50.1%で、前月より0.9ポイント上昇した。非製造業景況感指数(ISM)は52.3%で、前月より0.1ポイント低下した。総合PMI産出指数は52.2%で、前月より1.4ポイント上昇した。3大指数はいずれも拡大区間に位置し、中国経済の景気が全体的にやや回復したことを示している。

 11月の電力供給が緩和され、一部の原材料の価格が著しく反落し、製造業PMIが拡大区間に復帰したことは、製造業の生産管理がやや加速し、景気が改善したことを示した。業種別では、調査した21業種のうち12業種が臨界点を上回り、前月より3ポイント増となり、製造業の景気範囲がある程度拡大した。11月の主な特徴は以下の通りだ。

 ①需給の両端がいずれも回復した。生産指数は52.0%で、前月より3.6ポイント上昇し、拡大区間に入った。最近、電力供給能力が持続的に向上し、製造業の生産能力の解放が加速した。そのうち、製紙印刷、鉄道・船舶・航空宇宙機器、電気機械器材などの業種の生産指数は56.0%を上回り、業界の生産活動が著しく加速した。新規受注指数は49.4%で、前月より0.6ポイント上昇し、製造業の需要側が前月に比べ明らかに改善した。

 ②価格指数が大幅に反落した。主要原材料の仕入れ価格指数と出荷価格指数はそれぞれ52.9%と48.9%で、前月の19.2ポイントと12.2ポイントを大幅に下回った。出荷価格指数が臨界点以下に低下したことは、最近の「供給確保、価格の安定維持」などの政策の実行力が継続的に拡大し、価格の急速な上昇傾向に歯止めがかかったことを示した。業種別では、化学原料・化学製品、鋼鉄製錬・圧延加工、非鉄金属製錬・圧延加工などの業種の2つの価格指数はいずれも大幅に低下し、臨界点以下となった。これは一部の基礎素材型産業の調達価格と製品販売価格の低下が顕著であることを示した。

 ③輸出入指数が引き続き回復している。世界経済の回復が続いていることや海外のクリスマスシーズンが近づいていることなどの影響で、対外貿易の景気は前月に引き続き改善し、新規輸出受注指数は48.5%、新規輸入指数は48.1%で、それぞれ前月より1.9ポイント、0.6ポイント上昇した。業種別では、医薬、自動車、電気機械器材などの業界の新規輸出受注指数がいずれも前月を3.0ポイント以上上回り、拡大区間に入り、業界の輸出製品の発注量が増加した。

 ④中・小型企業の景気はやや改善した。中型企業のPMIは51.2%で、2か月連続の収縮形勢を終え、臨界点以上に上昇し、うち、生産指数と新規受注指数はいずれも拡大区間に入り、最近の中型企業の生産需要の回復を示した。零細企業のPMIは48.5%で、前月より1.0ポイント上昇し、零細企業の景気改善を示した。

 ⑤重点業種のPMIはいずれもある程度回復した。ハイテク製造業、装備製造業、消費財業のPMIはそれぞれ53.2%、51.7%、51.4%で、前月より1.2ポイント、0.5ポイント、1.7ポイント上昇し、業界の拡大がやや加速した。エネルギー多消費産業のPMIは47.4%で、前月より0.2ポイント上昇したが、依然として収縮区間にある。

 11月の総合PMI産出指数は52.2%で、前月より1.4ポイント上昇し、中国企業の生産管理の全体的な拡大ペースがやや加速したことを示した。(c)CNS/JCM/AFPBB News