中国のソフトウエア事業収入が136兆円 今年1~10月期、前年比19.2%増
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【12月24日 CNS】中国工業情報化部は1〜10月の中国のソフトウエア産業の経済動向を発表した。産業全体の売上高は前年同期比19.2ポイント増の7兆6814億元(約136兆76897億円)。過去2年間の複合成長率は15.4%で、急速な成長を維持している。総利益は9.1ポイント増の9218億元(約16兆4033億円)だが、1~9月の成長率と比べて1.6ポイント減少しており、成長は鈍化傾向にある。輸出額は11.2ポイント増の417億ドル(約4兆7422億円)で、過去2年間の複合成長率4.8%と比べて大きく上昇した。
ソフトウエア業界の平均従業員数は、前年同期比7.4ポイント増の811万人。従業員の総賃金は12.5ポイント増となった。
ソフトウエア製品の売上高は前年同期比15ポイント増の1兆9825億元(約35兆2393億円)。産業全体の売上高の25.8%を占める。情報技術サービスの売上高は22.7ポイント増の4兆8860億元(約86兆8496億円)で、全体の63.6%を占めた。クラウドコンピューティングやビッグデータ、集積回路の設計、eコマースプラットフォームの技術サービスが大きく伸びている。情報セキュリティー製品・サービスの売上高は20.3ポイント増の1487億元(約2兆6432億円)だった。
ソフトウエア事業の上位5省・直轄市の売上高を見ると、北京市が前年同期比25.5ポイント増の1兆5426億元(約27兆4200億円)、広東省(Guangdong)は16.8ポイント増の1兆3143億元(約23兆3619億円)、江蘇省(Jiangsu)は15.8ポイント増の1兆4億元(約17兆7823億円)、上海市は23.6ポイント増の6486億元(約11兆5289億円)、浙江省(Zhejiang)は15ポイント増の6479億元(約11兆5166億円)。5省・直轄市のソフトウエア事業の総収入は5兆1538億元(約91兆6098億円)で、全国の67.1%を占め、昨年同期より1.3ポイント増加している。(c)CNS/JCM/AFPBB News