【12月18日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を拒否しているカイリー・アービング(Kyrie Irving)を復帰させてロードで起用する準備に入っていると、同国の複数メディアが17日に報じた。

 ネッツが本拠地を置くニューヨーク市ではワクチン接種が義務付けられていることから、アービングは接種を拒否し続けている限りホームのバークレイズ・センター(Barclays Center)でプレーすることは不可能となっている。

 ネッツは10月、アービングはロードでプレーする資格を保持しているとしても、フルタイムでの起用が可能になるまでチームには帯同しない意向を示していた。

 米ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)によると、アービングは定期的な新型コロナウイルスの検査を受けることを含め、シーズンデビューに向けた準備を整えているという。

 また同国スポーツ専門チャンネルESPNでは、ネッツのジョー・ツァイ(Joe Tsai)オーナーをはじめ、ショーン・マークス(Sean Marks)ゼネラルマネジャー(GM)とスティーブ・ナッシュ(Steve Nash)ヘッドコーチ(HC)が、同選手の復帰を「全面的に支持している」と報じられた。

 ネッツは現在、21勝8敗の成績でイースタンカンファレンス首位につけているが、主力選手のジェームズ・ハーデン(James Harden)やラマーカス・オルドリッジ(LaMarcus Aldridge)、ブルース・ブラウン(Bruce Brown)らが新型コロナウイルス対策規定の対象になっているほか、数人がけがで戦線を離脱しており、戦力が足りない状況となっている。(c)AFP