【12月17日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の妻、メラニア(Melania Trump)夫人は16日、非代替性トークン(NFT)を販売するプラットフォームを開設したと発表した。ファーストレディーの立場を離れて以来、初の公的プロジェクトとなる。

 NFTは、変更ができないブロックチェーン(分散型台帳)技術を用い、美術品や映像、音楽などのデジタル作品がオリジナルであることを証明したデジタル資産のこと。

 NFT販売で得る収益の一部は、児童養護施設や里親の元で育つ子どもたちの支援に使われる。

 メラニア夫人は発表で「芸術に対する私の情熱が形になった新しいNFTの試みを発表できることを誇りに思う。私の『Be Best(最高になる)』の取り組みを通じ、子どもたちを継続的に支援する」と述べた。

 最初にNFT化された作品は、フランス人アーティスト、マルクアントワーヌ・クーロン(Marc-Antoine Coulon)氏による水彩画「メラニアズ・ビジョン(Melania's Vision)」。年末まで、ブロックチェーンプラットフォーム「ソラナ(Solana)」の暗号資産(仮想通貨)ソル(SOL)で、1ソル(約1万7000円)で購入できる。

 作品は限定版で「トランプ夫人のコバルトブルーの瞳を表しており、コレクターにひらめきを与える一品となる」という。メラニア夫人が「希望のメッセージを込めた」音声も含まれる。(c)AFP