【12月9日 CGTN Japanese】北京2022年冬季オリンピックの選手村は、北京市内、北京郊外の延慶区、河北省張家口市の3カ所に設置されています。北京市の中心部から北へ70キロ余りのところにある延慶区の選手村は、「山林の中の競技場、生態環境に配慮した選手村」という理念を守り、山林の中に建設されました。

 延慶区の選手村は、周辺の医療施設から離れているため、病院体制の総合診療所を配置しました。診療所の敷地面積は1600平方メートル余りで、国際オリンピック委員会(IOC)の求めに応じて18の診療科を設置しています。医療チームは、北京市内にある7つの総合病院の医療専門ボランティア計195人で構成され、その中には2008年北京オリンピックに参与した人も少なくありません。

 新型コロナウイルス感染症の予防・抑制を前提として、医療チームは、総合診療所を、清潔エリア、核心エリア、緩衝エリアに分けています。総合診療所には専門の隔離室が設置されています。隔離室には、隔離者と他の患者が接触しないように屋外に直接つながる別の通路が設けられています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News