【12月11日 CGTN Japanese】中国浙江省杭州市で先日、8歳の双子の姉妹がかくれんぼをしていたところ、現金20万元(約360万円)が入った袋を見つけました。それを落とし主に戻した後、この姉妹はネット上で話題になり、多くのネットユーザーから「いいね」が送られました。

 今月5日の夕方、双子の姉妹はいつものように、果物やドライフルーツを売る母親の林さんについて露店を出しました。姉妹が露店の近くでかくれんぼをしていた時、妹が花壇のそばで黒と黄色のストライプの袋を見つけました。開けてみると、中には現金が何束も入っていて、姉妹は急いで母親を呼びました。大量の現金を見て母親の林さんも驚き、娘たちにそばで見守らせる一方、急いで警察に電話をかけました。

 現場に駆けつけた警察官が確認したところ、袋の中には全部で20万元の現金が入っていました。防犯カメラの映像から落とし主の邵さんを見つけ、現金を戻しました。邵さんによりますと、その晩、友人と近くで食事をし、現金20万元が入った袋を花壇に忘れてしまったとのことです。その後、邵さんは林さん一家に感謝の意を表し、子供たちに文房具を贈りました。

 林さんは記者の取材に対し、「自分の家は裕福ではなく、こんなに多くの現金を見たことがない。子供たちには『拾ったものを自分のものにしてはだめ、自分で努力してお金を稼いでこそ安心できる』と言っている」と述べました。ネットユーザーは報道を見て、母親と双子に「いいね」を送り、「家族はみんないい人だ」「お金を拾ってもこっそりと自分のものにしない。いい人だ」と称賛しています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News