【11月29日 AFP】21-22フランス・リーグ1は28日、第15節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)が全ゴールをお膳立てする活躍を見せ、アウェーで10人のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)に3-1で逆転勝利した。

 この試合ではDFセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が待望のPSGデビューを果たした一方で、足首をけがしたネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が苦悶(くもん)の表情を浮かべながらピッチを後にした。

 この勝利でPSGの勝ち点は11月ながら40に到達。ロリアン(FC Lorient)を2-0で下し、リーグ戦の直近7戦で6勝目を挙げた2位レンヌ(Stade Rennes FC)に12ポイント差をつけている。

 PSGのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は「チーム全体のパフォーマンス、全選手の頑張りに満足している。特にリオネル・メッシはチームの勝利に貢献した」とコメントした。

 23分にまさかの先制を許したPSGだったが、サンテティエンヌに退場者が出たことで状況は一変した。

 PSGはレッドカードが出たファウルで得たFKのキッカーを務めたメッシが浮いたボールを供給すると、マルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")が高い打点のヘディングでネットを揺らした。

 後半は一方的な展開となり、79分にアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が逆転ゴールを挙げると、後半アディショナルタイムにはまたしてもメッシの完璧なパスにマルキーニョスが合わせた。

 しかしPSGは終盤、相手DFの脚を踏んで足首をひねったネイマールが倒れるというアクシデントに見舞われた。

 ポチェッティーノ監督は「今言えることは何もない。痛みがある。彼は月曜日(29日)に検査を受け、このけがについてもう少し調べる」と語った。

 一方のサンテティエンヌはメッス(FC Metz)と勝ち点で並んでいるものの、得失点で最下位に沈んでいる。(c)AFP