【11月27日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)スポーティング・ディレクター(SD)は26日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)への移籍がうわさされるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督が「退団を願い出たことは一度もない」と語った。

 今週初め、英国メディアはトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の元指揮官であるポチェッティーノ氏が、シーズン半ばにPSGを離れてユナイテッドにくら替えするのではないかと報じていた。

 しかしその後、ラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)氏が今季終了までユナイテッドで指揮を執ることが明らかとなり、同氏の代理人弁護士が独スポーツ通信社SIDに語ったところによると、契約の最終調整に入っているという。

 これによりポチェッティーノ監督は少なくとも今季いっぱいはPSGにとどまることになる。またラングニック氏は、来年6月からはユナイテッドのコンサルタントとしての役割を果たすことになるとみられている。

 レオナルドSDはAFPに対し「誤った情報が出ているので状況を明確にするのが大事だ。マウリシオ・ポチェッティーノは2023年までクラブと契約している。こちらは退団を望んではいない。彼が退団を願い出たことは一度もないし、彼に関して連絡を入れてきたクラブもない」とコメントしている。

 一方で、ある仏メディアはレオナルドSDを含むPSGが、パリのホテルでジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏と極秘に会合を行い、数週間前から交渉が続いていると報じている。

 しかしながらレオナルドSDは「ジネディーヌ・ジダンとのミーティングがパリのホテルで、人目につく場所で行われたなんて想像するのもばかげている」とし、「われわれはジネディーヌ・ジダンに、彼が選手や監督としてなしたことに敬意を払っているが、彼との接触はなく、会合も行われなかったとはっきりと言える」とコメントしている。(c)AFP