【11月22日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2021)最終第12戦、ラリー・モンツァ(ACI Rally Monza 2021)は21日、最終日が行われ、優勝したトヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が8度目の年間タイトルを獲得した。

 年間2位につけるトヨタのエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)を順位で上回るか、13ポイントを獲得すれば年間チャンピオンが決まるオジェは、エバンスに常に追いかけられる展開の中で見事に今季5勝目を飾った。今大会2位に入ったエバンスが、23ポイント差の年間2位でシーズンを終えた。

 来季についてオジェは、WRCでは出場する大会を絞り、他のカテゴリーのレースに挑戦することを考えており、契約中のトヨタが参戦しているルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)を走りたいと話している。

 オジェを一つ上回る最多9度のWRC制覇を誇るセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)は、2006年にルマンを走って2位に入り、ダカールラリー(Dakar Rally)でも準優勝している。

 ラリー・モンツァは現行のラリーカーで行われる最後の大会で、来季からはハイブリッドエンジンのマシンに置き換わる。(c)AFP