【10月18日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2021)第11戦ラリー・スペイン(RallyRACC Rally de Espana)は17日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)は4位となり、年間優勝は最終戦までお預けとなった。

 優勝はヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)だった。最終日はチームメートのダニ・ソルド(Dani Sordo、スペイン)が全4ステージを制したが、前日までに十分なリードを築いていたヌービルが、トヨタのエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)を2位に抑えた。ソルドが3位に入った。

 今大会を終え、総合順位でのオジェのリードは24ポイントから7ポイント減ったが、今季は11月のラリー・モンツァ(ACI Rally Monza 2021)を残すだけとなる中で、依然として17ポイントのリードを維持している。

 ヌービルは今回の優勝で年間3位を維持したが、総合優勝の可能性は消滅し、オジェの8度目の栄冠を阻止する可能性があるのはエバンスただ一人となっている。(c)AFP