【11月12日 AFP】ドイツ西部ケルン(Cologne)で11日、新型コロナウイルスの流行後初めて、カーニバルが開幕した。人々は感染再拡大の恐怖を振り払い、祭りの再開を喜び合った。

 11月11日午前11時11分に始まった「ケルンカーニバル(Cologne Carnival)」。来年のキリスト教の「灰の水曜日(Ash Wednesday)」まで、数か月にわたってお祭り騒ぎが続く。昨年はコロナの流行で開催されなかった。

 公式統計によると、ドイツの新規感染者数は11日、過去最多を記録。新たな規制、とりわけワクチン未接種者を対象にしたものを課す地域も出てきている。

 だが、人々の勢いを止めることはできず、ケルン旧市街の広場には数千人がマスクを着けずに集まった。

 カーニバル参加者の組合で会計係を務めるウベ・ショーニク(Uwe Schoernig)さんは、「またみんなで盛り上がるのは最高です」と言う。

 船乗りの衣装を着たショーニクさんは「政治家が規制が必要だというなら、私たちはルールに従います。でもそうでない限りは続けます」と話した。

 別の参加者マルティナさんは、「ワクチン接種さえ受ければ問題はありません」と語った。(c)AFP/Yann SCHREIBER