【11月13日 CGTN Japanese】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の公式サイトで8日、新たに創造都市ネットワークに加わった49都市が発表されました。うち、中国江蘇省(Jiangsu)淮安市(Huaian)は「食文化創造都市」に選ばれ、四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)、広東省(Guangdong)順徳市(Shunde)、マカオ、江蘇省揚州市(Yangzhou)に続いて、この認定を受けた5番目の中国の都市となっています。

 淮安市は淮揚菜(淮揚料理、中国の料理系統の一つ)の重要な発祥地の一つです。淮揚菜の中の「淮」は淮安市とその付近を中心とする淮河流域を指し、「揚」は揚州市一帯を中心とする揚子江流域を指します。淮揚菜は川や湖などで取れた新鮮な魚やエビ、貝などを主な食材として、食材本来の持つ味や色を生かしています。代表的な料理には蟹粉獅子頭(細かく刻んだ蟹肉と豚肉を丸めて煮込んだ肉団子)、大煮干絲(鶏ガラスープで煮た薄い押し豆腐の細切り)などがあります。

 ユネスコの創造都市ネットワークは創造を発展の基礎とする都市を集めるグローバルなプラットフォームであり、創造分野にはクラフト・フォークアートやデザイン、映画、食文化、文学、メディアアート、音楽が含まれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News