3頭のユキヒョウ、青海省玉樹に現れる
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【10月17日 CGTN Japanese】中国北西部にある青海省(Qinghai)玉樹チベット族自治州(Yushu Tibetan Autonomous Prefecture)曲麻莱県(Qumalai)域内にある通天河流域付近でこのほど、地元の生態管理・保護に携わるスタッフが設置された赤外線カメラで3頭のユキヒョウの姿を撮影しました。
ユキヒョウが撮られた場所は曲麻莱県の中心部からおよそ80キロ離れたところにあります。映像では、母親とみられる雌のユキヒョウがまずカメラの前に現れ、しばらくしてから、2頭の子どものユキヒョウが草むらから「抜き足差し足」で出て来ました。その後、雌のユキヒョウは子どものユキヒョウを連れてカメラの前から姿を消しました。地元の生態環境部門のスタッフによりますと、今回、赤外線カメラでユキヒョウの姿が撮影されたほか、それより先に、この3頭が撮られた場所から30キロ余り離れたところで、夜に活動しているユキヒョウ1頭が撮影されました。映像の中で、ユキヒョウは口に獲物をくわえて、赤外線カメラのレンズを背にして歩いていったということです。
ユキヒョウは高原地区の岩穴などを巣とする動物で、いつも雪が残る高山の岩場や寒冷な荒野で活動しており、国のトップクラスの保護動物に指定されています。高原の生態系の代表的な動物で、標高が高いエリアの生態系が健全かどうかを測る「気圧計」と称されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News