【10月27日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2021-22)は26日、4回戦が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)はサウサンプトン(Southampton FC)と1-1で90分を終え迎えたPK戦を4-3で制し、準々決勝に駒を進めた。

 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)での一戦に臨んだチェルシーは、GKケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)が終盤に好セーブを連発し、サウサンプトンの8強入りをはばんでこの日のヒーローとなった。

 カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)のヘディングで前半終了間際に先制したチェルシーだが、カイル・ウォーカーピータース(Kyle Walker-Peters)のシュートをケパがはじくとチェ・アダムス(Che Adams)に詰められ、後半開始早々に追いつかれた。

 PK戦に入るとケパがテオ・ウォルコット(Theo Walcott)のシュートを止めたものの、メイソン・マウント(Mason Mount)のキックは相手GKフレーザー・フォースター(Fraser Forster)に防がれた。しかし、ウィル・スモールボーン(Will Smallbone)のキックがゴールの上に外れ、最終的にはチェルシーが3回戦に続いてPK戦を制した。

 一方、アーセナル(Arsenal)は先発選手を大幅に変更しながらもホームでリーズ・ユナイテッド(Leeds United)を2-0で下した。

 四半世紀ぶりに欧州カップ戦の出場権を逃したこともあり、2回戦と3回戦では主力を温存しなかったアーセナルだが、この日は3-1でアストン・ビラ(Aston Villa)に勝利した22日のリーグ戦から9人を入れ替えた。

 一方のリーズは、イングランド代表MFカルヴィン・フィリップス(Kalvin Phillips)がけがから復帰を果たす中、1-1でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)と引き分けた23日の一戦から4人しかメンバーを変更せず、スランプ脱却を図った。

 前半押され気味だったアーセナルは後半、カラム・チェンバース(Calum Chambers)とエディ・エンケティア(Eddie Nketiah)がそれぞれゴールを奪い、8強入りを決めた。(c)AFP